- もう結婚できないのかも…
- 婚活する気にもならない…
- なんだか疲れてしまって、もういいやって思ってしまう
今、胸の中に持っている「もうあきらめたほうがいいのかな……」という気持ち。実は、それこそが、結婚を心から望んでいる証拠です。
なぜなら、人は本当にどうでもいいことには「あきらめる」という気持ちさえ持ちません。「結婚できないかも」と感じるたびに胸がチクリと痛むのは、あなたの中に、ちゃんと「結婚したい」という未練が残っているからです。
結婚できないんじゃなくて、自分が婚活をあきらめた
結婚できないのは、結婚に向いてないからじゃないし、魅力がないからでも、年齢のせいでもありません。結婚を遠ざけてしまう本当の理由は、自分が勝手に婚活をあきらめてしまったということです。
たとえばこんな声を、よく耳にします。
- マッチングアプリ、登録だけして放置してしまった
- 婚活パーティー、行ってみたけど自分なんか場違いだった
- どうせ選ばれないって思っちゃって、行動する気になれなかった
……それってつまり、「結婚できない」というより、婚活をがんばる勇気が持てなかっただけですよね。
婚活をあきらめたくなる理由は、たいてい「自信のなさ」
実は、多くの人が婚活をあきらめる理由は、結果が出ないことではなくて、自分を信じられないことにあります。
- どうせまた断られるんじゃないか
- 自分なんて誰にも選ばれないんじゃないか
- やっぱ自分は無理なんだ…
そんな思い込みが、婚活を遠ざけているのです。
自信がない人こそ、やさしさや共感力にあふれている
自信がないというのは、必ずしも悪いことではありません。実際は、自信がない人ほど、他人の気持ちに敏感で繊細で、やさしくて共感力があることが多いです。
- 自分を過信しないから、相手に配慮できる
- 傷ついた経験があるから、人にやさしくできる
- 誰かと一緒にいることのありがたさを感じられる
そのやさしさは、きっと誰かにとって心から安心できる居場所になります。だから、そんなあなたが婚活をあきらめてしまうのは、とてももったいないことです。
結婚をあきらめそうなくらい自信がない自分を変える方法
ここでは、婚活とは一見関係のないようでいて、実は深くつながっている「自信を持つための行動」を紹介します。
ここで言う「自信」は、何か特別なことができるようになることではありません。婚活でモテる方法を学ぶとか、完璧なプロフィール写真を用意することでもありません。
日常の中で「小さな成功体験」を積み重ねること。
これこそが、内側からの自信を育ててくれます。
朝起きたら、すぐにカーテンを開けてベッドメイクをする
日常のちいさな積み重ねは、「私は自分のライフスタイルを整えられる人だ」という自己評価につながります。
まずは、誰かのためじゃなく、自分のために整った朝を迎えることから始めてみましょう。
コンビニではなく、ちゃんと「野菜を切って料理」してみる
毎日じゃなくていいんです。ちょっとした自炊で、「ちゃんと自分の世話をしてあげられた」という感覚をもちましょう。
料理が苦手なら、野菜を切ってスープを作るだけでも立派です。自分の手で、自分を満たす、それは、自信の根っこになります。
鏡に向かって笑ってみる
とても簡単だけど、意外とやっていないこと。鏡の前で「笑顔」をつくると、脳が「今、うれしい」と錯覚して気分が少し上がります。
これは「表情フィードバック効果」と呼ばれる心理作用で、ポジティブな気持ちを後押ししてくれるます。婚活の第一歩は、笑顔でいる時間を増やすことです。
「ありがとう」を意識して言葉にする
小さな「ありがとう」を意識して口に出すだけで、人とのつながりの感度が高くなっていきます。ありがとうが言える人は、周囲からも好意的に見られやすく、自己肯定感も自然と育ちます。
- コンビニの店員さんへ
- エレベーターでボタンを押してくれた人へ
- SNSで共感できる投稿をしていた友達へ
日常に「ありがとう」を増やすことは、自信のトレーニングになるのです。
「がんばらない趣味」をひとつだけ持ってみる
仕事でもない、婚活でもない、自分だけの「好きなこと」。
たとえば——
- のんびり散歩
- 自由にお絵描き
- 好きな音楽をただ聞く
- 花を一輪だけ買って飾る
「誰の役にも立たなくてもいい」時間、それが、自分にとってのリラックスタイムになります。婚活で相手に期待しすぎないように、自分だけで満たされる時間を持つことが大事です。
「できたこと日記」を3行だけ書いてみる
夜寝る前に、「今日できたこと」を3つだけ書いてみてください。内容はなんでもOKです。
- 朝ちゃんと起きた
- 会社でいつもより早くメールを返せた
- コンビニでお菓子を買わずに帰れた
「行動」イコール「自分を動かせた証拠」。これはすべて、自分の内側にある“力”の証明です。それに気づけるだけでも、「自分って意外とやれるじゃん」と思えるようになります。
婚活から離れても結婚に近づく道はある
婚活からいったん離れて、自信を取り戻す、それは、遠回りのようでいて、実はもっとも確実な道です。
誰かに選ばれるためじゃない。自分を信じて、自分の人生を少しでもあたたかいものにしていくために、ちいさなことから始めてみましょう。
その行動が、やがて「誰かと一緒に生きたい」という未来へつながっていきます。
あきらめるという選択もできるけど……
もちろん、あきらめるというのもひとつの選択です。疲れきった心を休めることも大事です。
だけど、心の中にまだ少しでも「本当は結婚したい」「誰かと一緒に過ごしたい」という気持ちがあるなら、その素敵な感情を無視しないようにしましょう。
あきらめるかどうかは、もう一度だけ動いてみてから決めましょう。
結婚は自分を好きでいることから始まる
結婚は、自分を愛した状態で人を愛することです。
そのためにはまず、自分で自分を信じること。たとえまだ自信がなくても、「こんな自分でも、誰かにとって大切な存在になれるかもしれない」と思うこと。
それが、結婚へのいちばんの近道です。
あきらめるのはまだ早い
最後に、もう一度、大切なことを伝えさせてください。
- 結婚できないんじゃない。あきらめかけた自分が、ちょっと遠ざけていただけ。
- あきらめたくなる理由は、「自信がない」こと。でもそれは「やさしさがある」証拠でもある。
- 婚活の方法が合わなかっただけかもしれない。もっと自分に合う方法があるはず。
- いま「結婚したい」と思っているあなたは、もうすでに一歩前に進んでいる。
あきらめるのはいつだってできるので、もう一度だけ自分の未来に期待してみましょう。