「結婚したい、でもしたくない気もする…」 「誰かと一緒にいたい気もするけど、自由も捨てたくない」
そんな気持ちを感じていますよね。 でも、よく考えてみると、もし本当に「結婚なんてどうでもいい」と心の底から思っていたら、わざわざこんなふうに悩まないはずです。
「結婚したいのかしたくないのかわからない」という迷いの中には、自分でも気づいていない「小さな願い」が隠れています。
この迷いは、ほんとうに「迷い」?
「結婚したいかしたくないか自分でもわからない」という人の多くは、実は心のどこかで、本当は結婚したいのに、自分の中でそれを否定しようとしていることがあります。
なぜ?
- うまくいかなかったらこわい
- 過去に傷ついた経験がある
- 自分なんかが選ばれるわけがないと思っている
- 誰かと一緒にいる自分が想像できない
つまり、結婚したくないという気持ちは、 「結婚したいけれど、傷つきたくない」「失敗したくない」という気持ちが、心を守るために作り出した「防衛線」かもしれないのです。
だからこそ、いま一度、自分に問いかけてみることが大事です。
「私は、本当に結婚したくないのか?」
それとも、
「誰かと一緒に生きていく未来を、まだ信じきれていないだけ」なのか?
自分の心の奥に結婚に対する本当の想いがあるはずです。
「結婚したい」という気持ちを、自分で認めるのは意外とこわい
なかなか結婚できてない状況で「結婚したい」と公言するのが恥ずかしい、 そう感じてる場合もあります。
- モテないと思われたくない
- 「かわいそう」と思われたくない
- 恋愛がうまくいかなかったのを認めたくない
永遠に結婚できなかったときの自分を守るために必要なことかもしれませんが、本当に大切なのは、人にどう思われるかではなく、 自分の本音をちゃんと見てあげられるかどうかです。
「結婚したい・したくない」の本音を隠してしまう5つの心理
① 本音がバレるのが恥ずかしい
「本当は結婚したい」と思っていることを人に知られたら、 「うわ、この人焦ってるな」って思われるかも……そんな気持ちが正直さを押し込めることもあります。
→ でも、結婚を望むことは、人として自然な欲求です。
② 傷ついた過去を蒸し返したくない
恋愛でうまくいかなかった経験があると、 「どうせまた…」と心がブレーキをかけてしまいます。
→ その過去に意味を持たせる必要はありません。いまの自分は、過去とはちがう人です。
③ 自分には無理だと思っている
「性格的に向いてない」「誰かに必要とされる気がしない」 ——何の証拠もないのにそんな自信のなさを抱えているかも。
④ 比較から逃げたくなる
「まわりが幸せそうで、正直見るのがつらい」 そんなとき、わざと自分の気持ちにフタをして、「別にいらないし」と自分をごまかしていませんか?
→ 比べることをやめたとき、本当の願いが静かに顔を出します。
⑤ 本当に大切なものがわからなくなっている
忙しさや情報の多さに押し流されて、 「私は何がほしいのか」「どんな人生を送りたいのか」が見えなくなっているのかも。
→いちど立ち止まって、自分の声を聴いてみましょう。
結婚が正解じゃない。でも、自分の願いにウソをつく必要もない
「自分の心にフタをしていたかもしれない」と感じたなら、それは大きな第一歩です。
結婚は、人生のゴールでもなければ、義務でもありません。 でも、「誰かと穏やかに生きたい」「人生を一緒に育てていきたい」という気持ちがあるなら、 それは自分の心の中にある本当の願いです。その願いに、素直になってみるのも幸せへの一歩です。
結婚するかどうかの前に、 まずは「自分は何を望んでいるのか?」を、ちゃんと見つめてあげましょう。
「望まないふり」してきたもの
人間は、望んでいることほど、傷つくのがこわくて無意識に遠ざけることがあります。
ふとした瞬間に感じるこんな感情
- なんだかさみしい
- 結婚してる人がうらやましいときがある
- 恋愛映画を見てモヤモヤする
これらは、心の中にある「本音」かもしれません。
結婚したいのか、したくないのか。 その答えは、すぐには出なくていい。でも、もし「したいのかしたくないのかわからない」のなら、 それは、本当は望んでいるのかもしれません。